データサイエンスとAIによるデジタルマーケティング

 

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 マーケティング分析やデータサイエンスによって、ビックデータを分析してヒット商品や人気のあるサービスの要因を調査しています。

  digital marketing

 次の例は、地域連携でイベントを実施した際に、ホームページHPとTwitterを利用した情報配信を行い、双方のアクセス分析を行ってそのマーケティング効果を調査した例です。上側がTwitterのアクセス数の遷移で、下側がHP側のアクセス数の遷移です。はじめはイベントの申し込みページへのアクセスのために、WebのHPのアクセス数が伸びましたが、その後はHPを参照する必要が無いため、HPのアクセス数は伸びていません。しかしTwitterのアクセス分析をすると案内の投稿に準じて、HPには画面遷移せずに各店舗へのアカウントを参照するなど、アクセス数が伸びている事が分かりました。

ramen twitter marketing
ramen HP marketing

 マーケティングは上記の他にも様々な問題にも適用が可能で、例えばWebの電子チラシを閲覧する際に、男女で関心を寄せる箇所(見ている場所そのもの)が異なる事はご存知でしょうか。当研究室では視線追跡技術を使って、この問題を明らかにしましたが、これは今後のWebの電子チラシは勿論、Webシステム画面の設計指針を変える大きな発見と言えます。

  eye_tracker eye_tracking

 次の写真は商品開発におけるパッケージデザインの評価事例です。視点が長く留まった所ほど、赤い輪が大きく表示されています。企業は、いかに商品を魅力的にアピールするかが大切で、どんな写真が良いか、どんなキャッチコピーが良いかを考える必要があります。ただし、それを評価出来ないと改善が出来ません。そこで消費者はどこを見ているか、どのキャッチコピーや、どの写真が気になったのか、この視点追跡技術によって評価する事が出来ます。もちろんアンケートも実施しますが、それに加えてこのように実測データを客観的な視点で分析をする必要があります。(写真は商品の固有名詞などをぼかしています)

  eye_package

 この他にも、卒業研究で人気のあるテーマとして企業価値評価や経営分析などがあります。評価方法はいくつかの方法がありますが、企業はその価値を定量的に数値で評価することが出来ます。次の例はコロナ渦における外食産業の企業評価の例で、某大手のファストフーズやレストラン、居酒屋などを例に挙げて、それぞれの企業価値を算出した結果です。その結果として特にA社のように持ち帰りやフードデリバリーを積極的に活用して売上の落ち込みを補填した企業もあれば、酒類の提供を主とした業態だったF社は売り上げを落とし企業価値も下がっていることが分かります。

  企業価値評価

 少し話は変わりますが、皆さんの中に車酔いをしやすい人も、しにくい人もいるでしょう。最近はVRを利用した際のVR酔いが問題になっています。その理由は、自律神経とか三半規管の混乱が関係していると言われますが、そういう説明では数値で違いを示しにくいと思いまして、「視点」を計測しました。その結果ですが、下の右のように車酔いをしない人は、進行方向のみを見て視点がほぼ移動していないのに対して、車酔いをしやすい人は、下の左のように視点が大きく動いている事が分かりました。これは無意識での動作ですが、車酔いをする人は、動きが激しく騒がしい箇所を無意識に見ている事が示されています。

  車酔いをする人の視点

 またAI(人工知能)をマーケティング分析に活用することによって、いままで思いもよらなかったデータ同士の関連性を、人間では無くAIが見つけます。膨大な時間と労力を費やすことなく、AIが経営に有用なデータを見つけ、それを基に経営者が新たな経営戦略を投入する、そんな時代が実現しようとしています。
 現在、企業はIT経営をベースにしたAIやロボットの戦略的活用によって、経営体質を変える大きなビジネスチャンスに直面しており、これは「経営がわかる技術者」でないと解決できない問題です。

 


参考文献

・Relationship between the accuracy of models for judging car sickness based on line-of-sight features and road attributes,Shota Okuyama, Jun Toyotani, Yuto Omae,International Journal of Innovative Computing, Information and Control ICIC International,Vol.18 No.2, p.1-13,2022年

 

・車酔い自動判定モデルとランダムフォレストによる視線動向の階層化分類,奥山,豊谷,浦田,大前,日本情報ディレクトリ学会学会誌Vol.19,p.2-9,2021年

 

・決定木と視線特徴量による車酔い自動判定モデルの構築,奥山,大前,豊谷,浦田,IEEE 学生研究発表会予稿集, p.1-2,2020年12月

 

・決定木と視線特徴量による車酔い自動判定モデルの構築と精度評価,奥山,浦田,大前,豊谷,人工知能学会 研究会資料(インタラクティブ情報アクセスと可視化マイニング研究会)vol.25, p.41-45, 2020年11月

 

・経営のためのAIとプログラミング言語,豊谷他,日本情報ディレクトリ学会第23回全国大会,研究報告予稿集,p.11-14,令和元年 8月

 

・AIを活用したHRテクノロジーと人材育成,豊谷他,情報処理学会第81回全国大会,講演論文集,6J-05,平成31年3月

 

・AIによる店舗の自動グループ分け問題,豊谷他,日本情報ディレクトリ学会第22回全国大会,研究報告予稿集,p.19-20,平成30年 8月

 

・Webチラシの男女別視線分析によるデザイン設計,豊谷他, 日本情報ディレクトリ学会誌, Vol.15, No.1,p.134-p.141,平成29年 3月

 

・WebサイトのSEO利用調査と上位概念ページの導入,豊谷他, 日本情報ディレクトリ学会誌, Vol.14, No.1,p.72-p.79, 平成28年 3月

 

・中国Webショッピングサイトのチャットによる信頼構築と知覚リスクの情報分類, 豊谷 他,日本情報ディレクトリ学会誌, Vol.12, No.1,平成26年 3月

 

・ネットショッピングの利用者分析に基づく購買要因と口コミの評価,松本,豊谷, 日本大学生産工学部 第47回学術講演会講演概要,5-49,平成25年12月

 

・ネットショピングの利用者傾向による製品購買要因と評価,松本,豊谷, 第18回日本情報ディレクトリ学会全国大会 研究報告予稿集p.51-54,平成25年9月

 

・インターネットショッピングにおける日本人の消費者行動,半田,豊谷, 日本大学生産工学部 第46回学術講演会 5 - 38,平成25年12月

 

・製品の顧客評価によるWebショッピングの売上向上戦略,半田,豊谷, 第17回日本情報ディレクトリ学会全国大会 研究報告予稿集 p.63-66,平成25年9月 他


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