仮想音空間システム

 

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 ここ数年でバーチャルリアリティー(VR)が普及しておりますが、当研究室では公的機関と共同で「音」を360度のパノラマ画像に埋め込んだ仮想音空間システムを開発しました。これは「地域の音が出る地図システム」というもので、千葉中央博物館(大庭先生)と私が共同開発したものです。情報システム部分は豊谷が開発しましたが、企画から運営は博物館の大庭先生が担当され、そしてデータ収集は多数のスタッフの方々や博物館主催のイベントに参加した多くの小学生のみなさんが収集しました。
 このシステムは例えば小学生たちが、千葉県の郊外や公園などに行って、実際に鳥の声などを収集して、その場所の写真を撮り、そして音が鳴った場所に、自分が録音した音を埋め込んで、Webで見れるようにしたものです。写真を見ただけでも、記憶は蘇りますが、特にその場所で聞こえていたお寺の鐘の音、カエルやセミ、鳥の声など、音が加わると、その時の情景が鮮明に思い出されます。
 様々な時代でこのような記録を残しておけば、タイムマシンのように、このシステムを使う事が出来るでしょう。時代の流れと共に、池が埋め立てられてビルになったり、環境が変われば風景だけでは無く、そこにいる虫や動物が変わり、車や飛行機が加わり、聞こえてくる音も大きく変化します。昔はどうだったかを、実際に自分の眼で見て、耳でその情景の音を聴けることはとても意義が大きいと言えます。


参考資料

 

次は千葉中央博物館との共同研究関連

 地域の音が出る地図システム(音の風景を仮想空間で再現)

 企画展「音の風景」2013年10月5日-12月1日

 中央博シンポジウム「音の風景遺産―ふるさとの音を伝えよう―」2013年