人工知能(AI)や遺伝的アルゴリズム(GA)等と経営問題
 近年、世界的に急成長を遂げているグローバル企業の多くは、GoogleやAmazon,Apple,Microsoft,楽天,ヤフーなどITを戦略的に利用した経営を行っています。

 当研究室では、人工知能や遺伝的アルゴリズムなどを様々な経営問題に適用する研究を行っています。特に注目したいのは生産管理、品質管理等、企業内の様々な管理業務です。これらの管理業務をAI(人工知能)で自動化し、製造現場も産業ロボットと自動制御によって自動化することで、少子高齢化社会をITやIoTで支える事が出来るようになります。そして人材育成もエキスパートシステムによるAIの導入により、コンピュータによる自動処理が可能になると考えられます。当研究室は企業と共同研究という形で、AIを品質管理に適用したり、人事部の人材育成に活用する試みを行っています。

 またロジスティクスやサプライチェーン・マネジメント(SCM)の分野では、遺伝的アルゴリズム(GA)による、グローバルな視点で物流センターやハブの最適配置問題を扱っています。次の図は、実際の地域の配送センターの最適配置問題をGAで解いた例で、左側が最初にランダムにグループ分けを行なった状態です。それをGAで世代交代を繰り返し各営業所と物流センターのトンキロ(荷物量×距離)が最小になる組み合わせを探索して得られた最適配置結果が、右側の図のように得られます。
initialPositions.jpg finalPositions.jpg
参考文献
・AIを活用したHRテクノロジーと人材育成,豊谷他,情報処理学会第81回全国大会,講演論文集,6J-05,平成31年3月
・AIによる店舗の自動グループ分け問題,日本情報ディレクトリ学会第22回全国大会,研究報告予稿集,p.19-20,平成30年 8月
・ソフトウェア開発のAIによる品質管理,豊谷他,情報処理学会第80回全国大会,講演論文集,2B-02,平成30年 3月
・社内管理業務におけるAIの適用,豊谷他, 日本情報ディレクトリ学会第21回全国大会,研究報告予稿集,p.73-74,平成29年 9月
・AIを導入したソフトウェア開発の品質管理, 豊谷他, 情報処理学会第79回全国大会,講演論文集,6A-01,平成29年 3月
・A Study on Consolidated Optimal Stock Locations for lmport and Export Freight Flows in Thailand, Sarinya Sala-ngam, Yataka Karasawa, Jun Toyotani et al., International Journal of Logistics and SCM systems, Vol.9, p.71-81,2016年9月
・タイにおける郵便システムの最適化問題,サリンヤア,豊谷他, 日本ロジスティクスシステム学会第18回全国大会予稿集, p.51-54,平成26年7月
・SCM戦略論の基本的研究と戦略フレームワークの提案,陳,唐澤,若林,井上,生島,豊谷,日本ロジスティックスシステム学会誌, 14/ 1, p.59-99, 平成25年12月
・3PLの歴史的発展と展望,唐澤,相浦,若林,豊谷,日本ロジスティックスシステム学会誌,11/ 1, p.65-90, 平成23年8月
・Optimum Position in Office of Delivering Using Guide API,Toyotani et.al.,JOURNAL OF THE JAPAN SOCIETY OF LOGISTICS SYSTEMS,11/ 1, p.91, 2011年8月
・集配達利用データとGISおよびAPIを利用した宅配営業所の再配置問題,豊谷他,日本ロジスティックスシステム学会誌,Vol.10, no.1, pp.3〜10,平成22年
・WebサービスAPIによる情報ディレクトリとマッシュアップ技術,豊谷他,日本情報ディレクトリ学会誌, Vol.7, pp.13〜pp.18,平成22年  他
レフリー付論文一覧口頭発表原稿一覧